歴史の館

当温泉の歴史

温泉の歴史
温泉の歴史

吹上温泉(旧伊作温泉)は約五百年前に農家の馬が発見したと言い伝えられております。

当温泉はその昔、伊作島津家・島津忠良(日新公)の殿湯として利用されていました。

日新公が加世田征伐の際に、鎌田小太郎という家臣の軍功の恩賞としてこの温泉を与え、「鎌田どんの湯」として後久しく同士の所有でありましたが、その後、中島家がこの温泉を譲り受け、現在四代に至る歴史ある温泉です。

維新前の伊作温泉は「地頭湯」「所湯」「打ち込み湯」と階級別に区別されており、当温泉は地頭湯に位置づけられていました。

西郷隆盛も、明治三年、四年、七年に当館の温泉に入浴したという記録も残っており、沢山の逸話も残っています。

また小松帯刀も日記に伊作温泉に来たと記録を残しています。

今もなお地元に愛される歴史ある温泉、ぜひお楽しみください。

館内

日本の懐かしさを感じる佇まい

築70年以上の本館は歴史を積み重ねた佇まい、昔ながらの旅館の風情があります。当館は今の時代に合わせた至れり尽くせりのサービスではなく、お客様のプライベートを重視し、できるだけ立ち入らないサービスを心がけております。その為、寛ぎ部屋、お食事部屋、お布団部屋と3室使用しております。昭和初期の雰囲気を色濃く残す、ノスタルジックな佇まいをお楽しみいただければ幸いです。
もちろん、お困りの事がございましたらお気軽にお声掛けください。

待合所

待合所

玄関を入ってすぐにある待合所。
日中は日帰り温泉利用の方で賑わいます。
温泉の歴史を展示した物もあり、お連れ様を待つ時間を潰せます。
また、自販機もございますのでご利用ください。