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【西郷南洲公について 第3話】

「西郷南洲翁伊作来遊事跡調査」の資料の語り部記録。

(原文は読みにくいので編集して記載いたします。^^;)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'池上成房氏談'(亡き父から南洲翁について聞いた記憶)

●西郷さんは「剣術も大切であるが将来は学問が第一だ。学問がなければ人の道を知らぬ。

 人の道を知るには学問でなければならぬ。」と教えられた。

●ある時翁は犬を連れて鰻屋に寄られ、鰻丼を注文された。

 一杯持っていったがすぐ犬にやられた。二杯、三杯目ももっていったが全部犬にやられた。

 店主は妙なやつ、腐っちゃいないのにもう出さぬと思っていた。

 又注文されたが店主は「もう、ごあはん(ありません)」と言った。

 翁はやむを得ず食べずに去られた。

 店主はどこの老やだろう、不届きなやつと思いながらあとかたづけに行くと驚いた。

 盆の下に金五円置かれてあったので、ますます不思議に思った。

 後に翁と聞いて恐縮したのとの事である。

●ある時父が、翁と湯に入っていた事があって、「背中をすってあげましょう」と言ったら

 いや、よか」と言われたけど、すってあげたら、今度は翁が「おまえのもすろう」と言われ

 恐縮して断ったが、父の腕をつかまえられた。

 身動きも出来ず、アカを流してもらった事があると話した事がある。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'小山嘉蔵氏 竹下武夫氏 両談'

●宮内幸蔵氏は狩に卓越した犬を持っておられ、これをひいて翁の案内を良くしていた。

 翁はこの犬を非常に欲しがられ、田部源七郎を通して、ある人が望んでいるが、

 金千貫で売ってくれんかと相談したが、なに程の値段でも売ることは出来ないと言って応じなかったが、

 後日、買手は翁であったと聞き、西郷殿ならばただで差し上げるのであったと悔いられた。

 その後、この犬を千貫犬と称した。

 (西郷さんが直接欲しいと言うと断れないと思って人を介された西郷さんの気遣いが伺えます。)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'浜田正男氏談'

●亡き父がしばしば湯之元の萬居に訪問し教えを聞いていた。

(い)「人は正直で知識と気性とをそなえなければならない。

 この三つが備われば世あたりも仕事も出来る」と言われたことがある。

(ろ)山で狩をするのは、体を丈夫にし、心気を爽快にする方法であると。

(は)翁はよく冗談をいい、聞く人を抱腹絶倒させていたことがあった。

(に)翁を訪ねた事は数知れぬほど度々であったが、

 一度も行きにくいことはなく誰が来ても喜んで迎えられた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜~~〜〜〜〜

'西田勇治氏談'(大正15年10月聴取)

●狩の案内をしていた宮内幸蔵さんと親しくしていたので翁について聞いた話し。

(い)翁の犬を愛せられることは度が過ぎるほどで、

 山で狩をしている時も犬に「なんぎであったろう」と

 慰撫し食を与え時には自分の食料がなくなるのも知らない事があった。

 狩を終えて帰ったときは、大鍋に兎または鶏の料理したものを

 真っ先に犬に与えられた。それで犬は肥満し、狩に適さない犬もあった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上三回にわたって記しましたが、25人の中の一部のご紹介で内容も一部の抜粋です。

これらの資料からして、西郷さんが湯治に来られていた時の様子を察することが出来、

他方からの来客だけではなく地元 の人々とも触れ合っている様子も伺えます。

ますます西郷さんの知識の豊富さや、人や動物を敬う優しさなどを知ることが出来ました。

【西郷南洲公について 第2話】

今日は「西郷南洲翁伊作来遊事跡調査」の資料の語り部記録の内容についてです。

西郷南洲翁の人柄についても書かれています。

25人の中から抜粋して掲載いたします。

(原文は読みにくいので編集して記載いたします。^^;)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'中島昌揚氏談'(大正15年11月聴取) ※私の曾じいさんの語り部です。

●翁を訪問した人々は沢山あったけど、議論になる事は少なかった。

 まれに議論になっても翁は一言で説き伏せて二の句を告げる人はいなかった。

●当時、近所に活発な子供がいて、時々翁の萬居にきて「サイゴ、サイゴ」とはやしながら

 踊ると翁は笑いながら面白い奴だと愛撫した。子供の年から推測すれば明治7年である。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'宇都為栄氏談'(大正15年9月以降数回聴取)

●水戸より伊作に翁を訪ねて来て、翁に「学問は多くある、何学がよろしいでしょうか?」

 の問に人忠孝を守らば学問の多岐は問うの要はありますまい」と答えた。

 他にも尾張藩からも有志が訪ねて来て教育について相談していたそうだ。

●翁の談に「今後は教育を進めなくてはいけない。

 小学校に止まらず、中学校を設立し、子弟の教育を盛んにし士風を振興せねばならぬ」と

 「教育にはお金がいる、お金を作るには島津家所有の山林を村有にする」と言っておられ、

 村有山林はその時に始まったのである。

●翁はナポレオン、ワシントンなどの話を敬語を使ってされていた。

以上の事は明治3年の初夏と覚えている。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'黒川澄江氏談'(大正15年12月聴取)

●兄は1〜2名と翁の萬居に行き「狩ならばお供しましょう」と申すと翁は

 「今日は亡き弟吉次郎が重創を負うた日であるから、精進して謹慎し、狩には行かぬ」

 と翁の弟を弔い友愛の情厚きに感心した。

●兄が野菜、魚を持って翁に進呈した事が数回あった。

 翁は「なんかくれんなら(何か差し上げないと)」と奉書に詩を書いてくださった。

 これを大切に保存していたが、十年の役に官軍が来てこれを探し出し持ち去った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'浜田クニさん談'

●萬屋のおつるさんが言われるには、「西郷殿いう人は良い人で、昼も夜もお客がある。

 鹿児島から帰られよと使いも手紙もくる。」と明治7年の頃である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

'市来嘉之助氏談'(大正15年10月聴取)

●十年の役後、南洲翁の書を持っている人は罰せられるとの

 説がってこれを処分した と聞いたことがある。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

つづく.....

【西郷南洲公について 第1話】

2009年10月17日に吹上町西本町出身、元国士舘大学・大学院教授の井原政純先生が

日置市吹上町に於いての西郷隆盛にまつわる講演会が開催されたことがありました。

2018年のNHK大河ドラマが「西郷どん」に決定したことで、

井原先生の「西郷南洲翁伊作来遊事跡」の件について数回にわたりご紹介してみようと思います。

内容は本題に入り西郷さんがここ伊作温泉(現吹上温泉)に来遊した事を

大正14年に伊作の古老25名が追懐した「西郷南洲翁伊作来遊事跡調査」を行っています。

まずは伊作温泉への来遊期日は

・明治3年(1870)6月〜7月、

・明治4年(1871)5月〜6月、

・明治7年(1874)1月〜40日余りとの3回である。

この地では「湯治と狩を楽しんだ」とされているが、山之内時充氏の語り部記録(大正15年10月)によると、

「西郷が狩を慰めとすれば度に過ぐ、あれには主意があったことと思う。

彼の体が肥満する質(たち)であるから之れを防ぐためと、山野を跋渉して鍛錬し、

国家事あるとき強健なる体をもって奉公せん心があったからであろう」と、記されている。

この語り部記録を読むと日常の事が多いのですが、西郷南洲翁の人柄についても書かれています。

つづく.....

2018年のNHK大河ドラマが「西郷どん」に決定しましたね!

西郷さんは当館の温泉の良さを聞きつけ、明治3・4・7年に来湯しています。

今でも温泉は当時と変わらぬ加水、加温をしない源泉掛け流しです。

これから温泉の恋しくなる季節、ぜひ西郷隆盛の入浴した温泉に

入浴してみませんか?

お待ちいたしております。

写真は待合室に飾ってある絵です。

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ご訪問いただき 誠にありがとうございます!
先日、若女将の記事で  朝日新聞出版発行の「週刊・司馬遼太郎Ⅲ」と「司馬遼太郎の幕末維新Ⅲ」の   事について触れましたが、その中に西郷隆盛についての記事があります。

その本では紹介されていませんでしたが、
 ここ吹上温泉(旧伊作温泉)の当館から程近い山の上に
  西郷南洲翁来遊の碑があります。

西郷隆盛は、ここ吹上温泉に明治3年、4年、7年に滞在し
 温泉で心身を癒しながら好きな狩猟を楽しんだ地といわれ、
  西郷隆盛を偲び昭和2年に「東郷平八郎」の書で
   地元有志により建てられたとのことです。

最近この場所は整備され、以前より容易く行けるようになりました。





左上が道路からの入り口、
 その下が整備された通路ですが、落ち葉で覆われていました。

右下は、その場所からの風景で
 東シナ海も一望出来、当館も見えています。

西郷隆盛もこの風景を見ながら政治を考えたり、
 好きな兎狩りをしていたのでしょうか?^^;


↓写真は当時の写真で私の曾爺さんや曾婆さん、
 祖母、そして私の父も写っています。



他にも吹上町内には  坊野地区を訪れ狩りを楽しんでいた西郷隆盛が石にあぐらをかいて座り   村人たちに東京や鹿児島のことなどを語りながら    交流を深めていたとされている「御座石」(おんざいし)。

そして、西郷家に奉公に出ていた坊野ヨシ宅に泊まりがけで訪れていて、
 西郷隆盛は、宅地を拓き茅葺き家を建てて坊野家に提供しここを常宿としていたそうで、
  その後、屋敷は別の場所に移されましたが
   土地の人々は今でも「西郷殿屋敷」と呼んでいる跡地があり、
    そこには、西郷隆盛が手作りしたと言われる「手洗鉢」もあるようです。


町内各地を巡り、当時を偲びながら当館の「西郷どんの湯」に浸るのはいかがでしょうか?^^

なんて、コマーシャルをいれたりして・・・・・^^;

 

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鹿児島県 吹上温泉 日置市吹上町湯之浦1,106 099-296-2073



 

ご訪問いただきまして ありがとうございます! 先日コドモタチと*塩浸温泉龍馬公園*へ行った後に立ち寄ったのが    *西郷公園* 

薩摩藩の別邸を思わせる門構えで、
 公園内には「薩摩の出会い」をテーマにした施設が設けられています。


2010080112524512096.jpg

門をくぐった先には、大きな西郷隆盛像。
 人物像としては日本最大を誇る。
  ●像の高さ 10.5メートル
  ●重   さ 30トン
  ●胴回り   5.6メートル 


2010080112532312097.jpg

この銅像、
 昭和52年、西郷没後100年の記念事業として京都市に建立する予定でしたが、
 この計画が挫折となり富山県高岡市の鋳造会社の倉庫に10年もの間眠っていたそうです。

 この事が新聞で報道され、「溝辺町商工立志会」が立ち上がり、
 溝辺町の全面的協力、「大西郷を郷里鹿児島に!」と県内外からの募金を募り、
 昭和63年8月28日に現在地に建立したそうです。


2010080113231312394.jpg

こちらは館内にある西郷さん。
これを見てちび大将が「この人誰?」。
どうみても西郷さんなのですが、
 あまりにも顔がハンサム(よかにせ)すぎて解らなかったみたい!^^


2010080112525912065.jpg

他にも歴史資料室やお茶やかるかん等を販売する売店もありました。


ここに来た目的は、「福山雅治 坂本龍馬 写真と辿る旅」展。
中は撮影禁止でしたが、福山さんのサインもありましたよ!
 7月31日までの開催でした。


2010080115533315222.jpg

 
■■ 西郷公園 ■■
 ◆場   所:霧島市溝辺町麓856−1(鹿児島空港前)
 ◆電   話:0995−58−3153
 ◆営業時間:午前8時30分〜午後5時30分(入場無料)
 ◆休   業:年中無休


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ご訪問いただきまして ありがとうございます! 今朝のカーナビ情報によると、  今日は「薩摩の日」だそうです。 なんで薩摩の日なのか調べてみたら、  「慶応2(1866)年6月17日に、    イギリス公使が薩摩藩を訪問した日」だそうです。


20081118160657.JPG

当館の温泉に訪れた西郷さんは慶応2年(1866)に
 何をしていたか調べてみたら

  1月21日 薩摩藩邸で薩長秘密攻守同盟成立
  1月22日 坂本龍馬 木戸寛治、小松帯刀、西郷吉之助と会談
  3月 4日 薩摩藩船「三邦丸」大坂出港 西郷吉之助、坂本龍馬、
         中岡慎太郎、三吉慎蔵、お龍乗船

    ?    「桜島丸」 鹿児島入港 兵糧米500俵、
         西郷吉之助、丁重に辞退

  5月29日 坂本龍馬 西郷吉之助と会談
  6月    西郷吉之助 英艦「プリンセスロイヤル」号の艦上で
          ハリー・パークスと会談

 11月20日 中岡慎太郎 西郷吉之助と会談
 12月14日 中岡慎太郎 西郷吉之助を訪問(23日も)
 12月27日 中岡慎太郎 孝明天皇の崩御を知り西郷吉之助を訪問
 12月29日 西郷吉之助 中岡慎太郎を訪問 中岡慎太郎その後、大坂に入る
                                  「西郷隆盛年表参照」                               


大河ドラマ「龍馬伝」にそろそろ西郷さんも出てくるのでしょうか?^^


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ご訪問いただきまして ありがとうございます! 江戸時代末期の儒学者、佐藤一斎(さとういっさい)が著した随想録で 幕末の名士、坂本竜馬や西郷隆盛も愛読した人生指南書。

佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって
『言志録』、『言志後録』、『言志晩録』、『言志耋録(げんしてつろく)』の
集大成として残した四種類の語録を称して『言志四録(げんししろく)』。

2010040122480424377.jpg
 

2001年5月に小泉純一郎元総理大臣が衆議院での 教育関連法案の審議中に触れ知名度が上がったともいわれています。

西郷が『言志四録』を読んだのは、
二度目の流罪先、沖永良部島の獄中だったそうだ。

内容は学問修養の心得、倫理道徳の規範から、指導者論、
そして処世の教訓、身体の養生法まで多岐にわたりあわせて1133条。
西郷はそこから101条を撰び、修養の資(もと)としていた。

佐藤一斎は「朱子学」と「陽明学」から学んだらしいが、
朱子学は規律、生活様式を整理する学問で
陽明学は心と行動を整理する学問。

西郷隆盛の有名な言葉に『敬天愛人』とあるが、
その思想の根本は陽明学の「畏天愛民(いてんあいみん)」らしい。
西郷さんもこれらの本を読み宇宙レベルで物事を考え想い
生活していたのだろう。

当館は西郷隆盛が来遊した温泉ということで、
西郷さんを辿るひとつとして『言志四録』は興味のある一冊。


読めば道徳的にも当たり前の事が記されているが、
時と共に、また時代と共にその心を忘れているような気がする。
自分の生活においても子育てにおいても足りないことばかりだが
これを読むとハッとしたり参考になることがたくさんある。

全ページ913頁と国語辞典なみの厚さだ。
一気に読むには眠たくなりそうなので、
暇な時に思い出したら読むようにしています。 


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ご訪問いただきまして ありがとうございます! 西郷南洲翁伊作来遊事跡調査」の資料の語り部記録の終話。 (原文は読みにくいので編集して記載いたします。^^;)

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‘池上成房氏談’(亡き父から南洲翁について聞いた記憶)
 ●西郷さんは
  「剣術も大切であるが将来は学問が第一だ。学問がなければ人の道を知らぬ。
   人の道を知るには学問でなければならぬ。
」と教えられた。
 ●ある時翁は犬を連れて鰻屋に寄られ、鰻丼を注文された。
  一杯持っていったがすぐ犬にやられた。
  二杯、三杯目ももっていったが全部犬にやられた。
  店主は妙なやつ、腐っちゃいないのにもう出さぬと思っていた。
  又注文されたが店主は「もう、ごあはん(ありません)」と言った。
  翁はやむを得ず食べずに去られた。
  店主はどこの老やだろう、不届きなやつと思いながらあとかたづけに行くと驚いた。
  盆の下に金五円置かれてあったので、ますます不思議に思った。
  後に翁と聞いて恐縮したのとの事である。
 ●ある時父が、翁と湯に入っていた事があって、「背中をすってあげましょう」と言ったら
  「いや、よか」と言われたけど、すってあげたら、今度は翁が「おまえのもすろう」と
  言われ恐縮して断ったが、父の腕をつかまえられた。
  身動きも出来ず、アカを流してもらった事があると話した事がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘小山嘉蔵氏 竹下武夫氏 両談’
 ●宮内幸蔵氏は狩に卓越した犬を持っておられ、これをひいて翁の案内を良くしていた。
  翁はこの犬を非常に欲しがられ、田部源七郎を通して、ある人が望んでいるが、
  金千貫で売ってくれんかと相談したが、なに程の値段でも売ることは出来ないと言って
  応じなかったが、後日、買手は翁であったと聞き、西郷殿ならばただで差し上げるので
  あったと悔いられた。その後、この犬を千貫犬と称した。
  (西郷さんが直接欲しいと言うと断れないと思って
    人を介された西郷さんの気遣いが伺えます。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘浜田正男氏談’
 ●亡き父がしばしば湯之元の萬居に訪問し教えを聞いていた
  (い)「人は正直で知識と気性とをそなえなければならない。
      この三つが備われば世あたりも仕事も出来る
」と言われたことがある。

  (ろ)山で狩をするのは、体を丈夫にし、心気を爽快にする方法であると。
  (は)翁はよく冗談をいい、聞く人を抱腹絶倒させていたことがあった。
  (に)翁を訪ねた事は数知れぬほど度々であったが、一度も行きにくいことはなく
     誰が来ても喜んで迎えられた。
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘西田勇治氏談’(大正15年10月聴取)
 ●狩の案内をしていた宮内幸蔵さんと親しくしていたので翁について聞いた話し。
  (い)翁の犬を愛せられることは度が過ぎるほどで、山で狩をしている時も
     犬に「なんぎであったろう」と慰撫し食を与え時には
     自分の食料がなくなるのも知らない事があった。
     狩を終えて帰ったときは、大鍋に兎または鶏の料理したものを
     真っ先に犬に与えられた。それで犬は肥満し、狩に適さない犬もあった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上三回にわたって記しましたが、
25人の中の一部のご紹介で内容も一部の抜粋です。
これらの資料は私も初めて目にして、
西郷さんの湯治に来られていた時の様子を察することが出来、
他方からの来客だけではなく地元の人々とも触れ合っている様子も伺えます。
ますます西郷さんの知識の豊富さや、
人や動物を敬う優しさなどを知ることが出来ました。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
西郷南洲翁伊作来遊事跡 その1 はこちら!

西郷南洲翁伊作来遊事跡 その2 はこちら!
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写真は明治の後期頃か昭和初期の浴場を新築した時の写真のようです。

ご覧のように小さな浴槽、当時は竹筒で浴槽に温泉を供給していました。
水道設備はなく右に水槽らしきものがあります。
昭和30年位まで近くの井戸から水を汲んで運んでいたといいます。
写真左側が女湯、右が男湯だったそうです。

kyuuyokujyou.jpg
この後、3回新築をし現在に至ります。

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ご訪問いただきまして ありがとうございます! 西郷南洲翁伊作来遊事跡調査」の資料の語り部記録の続きですが、 西郷南洲翁の人柄についても書かれています。 25人の中から抜粋して掲載いたします。 (原文は読みにくいので編集して記載いたします。^^;)

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‘中島昌揚氏談’(大正15年11月聴取) 私の曾じいさんである
 ●翁を訪問した人々は沢山あったけど、議論になる事は少なかった。
  まれに議論になっても翁は一言で説き伏せて二の句を告げる人はいなかった。
 ●当時、近所に活発な子供がいて、時々翁の萬居にきて
  「サイゴ、サイゴ」とはやしながら踊ると翁は笑いながら面白い奴だと愛撫した。
  子供の年から推測すれば明治7年である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘宇都為栄氏談’(大正15年9月以降数回聴取)
 ●水戸より伊作に翁を訪ねて来て、
  翁に「学問は多くある、何学がよろしいでしょうか?」の問に
  「人忠孝を守らば学問の多岐は問うの要はありますまい」と答えた。
  他にも尾張藩からも有志が訪ねて来て教育について相談していたそうだ。
 ●翁の談に「
今後は教育を進めなくてはいけない。小学校に止まらず、
  中学校を設立し、子弟の教育を盛んにし士風を振興せねばならぬ
」と
  「教育にはお金がいる、お金を作るには島津家所有の山林を村有にする」と
  言っておられ、村有山林はその時に始まったのである。
 ●翁はナポレオン、ワシントンなどの話を敬語を使ってされていた。
  以上の事は明治3年の初夏と覚えている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘黒川澄江氏談’(大正15年12月聴取)
 ●兄は1〜2名と翁の萬居に行き「狩ならばお供しましょう」と申すと
  翁は「
今日は亡き弟吉次郎が重創を負うた日であるから、
  精進して謹慎し、狩には行かぬ
」と翁の弟を弔い友愛の情厚きに感心した。
 ●兄が野菜、魚を持って翁に進呈した事が数回あった。
  翁は「なんかくれんなら(何か差し上げないと)」と奉書に詩を書いてくださった。
  これを大切に保存していたが、十年の役に官軍が来てこれを探し出し持ち去った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘浜田クニさん談’
 ●萬屋のおつるさんが言われるには、
  「西郷殿いう人は良い人で、昼も夜もお客がある。
   鹿児島から帰られよと使いも手紙もくる。」と明治7年の頃である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
‘市来嘉之助氏談’(大正15年10月聴取)
 ●十年の役後、南洲翁の書を持っている人は罰せられるとの説がって
   これを処分したと聞いたことがある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
残りは後ほど..... (肩と目が・・・^^;)

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
西郷南洲翁伊作来遊事跡 その1 はこちら!

西郷南洲翁伊作来遊事跡 その3 はこちら!
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ここで「西郷公園 西郷隆盛来遊の碑」について少しばかりお話を。
当館から近い山の上に西郷来遊の碑があります。
西郷隆盛がこの地に来遊していた記念に昭和2年11月に建てられた物で、
除幕式には西南の役従軍も参列、私の父も参加したらしい。
下の写真は西郷来遊の碑の建設当時の頃の写真で、
右から3番目が昌揚(私の曾じいさん中島温泉初代)、4番目の子供が私の父、
5番目の女性が私の祖母で一番左が昌揚の妻(私の曾ばあさん)。


saigounohi.jpg


碑の文字は元帥海軍大将従一位大勲位功一級侯爵、東郷平八郎の書で、
碑は今でも山の中にあります。

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